VVC ADVANCE 特許プール: 何を誰にライセンス供与するか?

何をライセンス供与しますか?

我々は、デバイス、ソフトウェア、またはクラウドベースのサービスを通じて利用可能とされるかいなかに関わらず、コンシューマVVC 製品におけるVVC デコーダーと VVC エンコーダーのライセンスに対しライセンスを供与します。また、デジタル メディア ストレージ上の VVC コンテンツに対してもライセンス供与します。

我々の ロイヤルティレート は 4 つの製品カテゴリに基づいています。

  1. 携帯電話およびその他のモバイル デバイス (例:タブレット、ラップトップ PC ) を含むモバイル デバイス
  2. その他のコンシューマ デバイス(例: セットトップ ボックス、ゲーム機、デスクトップ PC、非4K UHD+ テレビ、デジタル ビデオ レコーダー、デジタル カメラ、ビデオ監視カメラ、ビデオ会議機器、医療用画像機器、デジタルサイネージ)を含むコネクテッド ホームおよびその他デバイスおよび VVC ソフトウェア
  3. 4K UHD+ テレビ/ディスプレイ (例:UHD 対応テレビ、プロジェクター、VR/AR ヘッドセット)
  4. 物理的なデジタル記録媒体(例:Blu-ray ディスク、外付けハード ドライブ)上に保存された商用 VVC コンテンツを含むデジタル メディア ストレージ上の VVC コンテンツ

VVC Advance は主に、初回販売時にデバイスまたはソフトウェアにインストールされている VVC デコーダーおよび/または VVC エンコーダーのライセンスに重点を置いています。

我々は、初回販売時にデバイス/ソフトウェアコピーあたり 1 回のロイヤルティの支払いを求めます。デバイス/ソフトウェアに複数の VVC デコーダーおよび/または VVC エンコーダーがインストールされている場合においても、次の限られた例外を除き、デバイス/ソフトウェアに適用される最高レートのロイヤルティ料金が 1 回のみ発生します。

  • VVC ソフトウェアであってデバイスとは個別に販売されるもの、およびプリロードされた VVC 有料ソフトウェア/コンテンツについてロイヤルティが要求されます。 (すなわち、初回販売時にデバイス上に搭載されたソフトウェア/コンテンツであって、その使用または継続使用について別途支払いが必要なもの。)
  • クラウドベースのサービスを通じて使用するために提供されるまたは使用するために利用できるようにされるVVC デコーダーおよび/またはエンコーダーに対し認定ユーザーごとに年1回のロイヤルティが要求されます。

どのような特許権がライセンス供与されますか?

VVC Advance は、ライセンサーの VVC 標準必須特許 の実施されるクレームのみをライセンシーに供与します。(すなわち、VVC 規格を実施するために不可欠であり、ライセンシーのライセンスを受けた活動によって侵害される特許のクレーム)。

  • VVC Advance 特許リストは、独立した特許評価者によって VVC 規格に必須であると判定された 1 つ以上のクレームを含むライセンサーの特許を特定します。
  • VVC Advance 特許リストは、必須特許クレームが対応するVVC 規格の関連セクションを特定します。

我々のライセンサーの VVC 標準必須特許のすべての実施のクレームは、ライセンサーの特許のうち、我々の独立した特許評価者によってまだ評価されていないクレームであっても、ライセンス付与供与の対象です。

誰がライセンスを必要としますか(1)?

ライセンスは、コンシューマ VVC 製品を販売する当事者に供与されます。

  • 実質的に完成したデバイスまたはソフトウェア(すなわち、エンド ユーザーに販売する準備ができているもの。)であって、これらのアイテムには 1 つ以上の VVC デコーダーおよび/または VVC エンコーダーが組み込まれているものを販売する当事者。
  • クラウドベースのサービス(すなわち、(a) インターネットまたは別のパブリックまたはプライベート ネットワークを介してエンド ユーザーに VVC デコーダーおよび/または VVC エンコーダーへのアクセスを提供する、または (b) VVC デコーダーおよび/または VVC エンコーダーを使用してエンド ユーザーの要求に応じてコンテンツを処理し、出力したものは配布または使用のためにエンド ユーザーに返却される。)を提供する当事者

ライセンスは、デジタル メディア ストレージ上のVVC コンテンツを販売する当事者に付与されます。

  • 物理的なデジタル メディア ストレージ上のVVC コンテンツ(すなわち、 光ディスクまたはその他の物理的な記録媒体に保存されているコマーシャルVVCコンテンツ)をエンドユーザーに販売する当事者

ライセンス供与が無いもの:

  • コマーシャルVVC除外製品(すなわち、主にコマーシャル VVC コンテンツのエンコードおよび/または送信、またはクラウドベースのサービスの提供を目的として設計または販売されている製品)、但しビデオまたは画像の記録/キャプチャ デバイス (例:カメラやビデオカメラ) を除く
  • 非物理的手段による VVC コンテンツの送信(例:衛星、放送、ケーブル、ストリーミング、ダウンロード、またはインターネット経由)

脚注:

(1) Access Advance は、我々のライセンサーのVVC 標準必須特許を侵害するいかなる当事者に対してもそのすべての侵害製品についてライセンスを求める権利を留保します。ただし、我々は主として、(a) そのブランド付した製品をエンド ユーザーに直接または流通チェーンを通じて販売する当事者、および (b)特定の市場セグメントにおいて顧客に対するライセンス義務を慣例的に取り扱うOEM およびその他の当事者にライセンスを供与します。